アロマセラピーは、植物から抽出されたエッセンシャルオイルを利用して、心身の疲労や不調を改善したり、活力や健康の増進を促そうとする自然療法です。
エッセンシャルオイルとは、植物の花や葉、果実などの皮、樹皮などから抽出される素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。
キリストへの捧げものとして届けられた乳香や没薬というのもエッセンシャルオイルの一種で、当時は大変高価なものであったと言われています。
アロマセラピーは、現代社会を生きる私たちを癒してくれる代表的なものに挙げられます。
大変多くの人がさまざまなストレスを抱えています。
そのストレスの原因として、人間も地球上で生きる生物の一種でありながら、文明の発達とともに自然のリズムとはかけ離れた生活になってしまっていることがあります。
過度なストレスは、日常生活において心身ともにさまざまな不調を引き起こす原因となっていることは、よく知られています。
こうした中で、植物の持っている自然のバイオリズムを採り入れ、再度、人間が本来持っているリズムを思い出す機会を作り出し、心身の不調を改善させようというのものがアロマセラピーです。
ラベンダーの香りは、高血圧にも低血圧にも効果があり、エッセンシャルオイルには生体リズムを整える作用があると考えられています。
この他にも、抗菌作用や精神を落ち着ける作用など、いろいろな作用があることがわかっています。エッセンシャルオイルを体内に採り込むには、大きく4つの方法があります。
1つは、においをかぐ、臭覚を通じて神経系へ刺激が伝わるものです。他の3つは、エッセンシャルオイルが皮膚や粘膜を通じて血液に入り、全身をめぐるというものです。
アロマセラピーは、最近では助産院や心療内科、老人病棟などの医療現場や、企業が職場環境を整える目的で採り入れるようになってきました。
不眠症患者のために病棟にラベンダーの香りを流したら、睡眠薬と同等の効果があったという事例や、アロマトリートメントを施した患者の表情が和んだり、むくみが軽減されたり、痴呆による混乱状態を鎮静化させるなど、さまざまな症状の緩和がみられるということもあります。
日常生活の中にアロマセラピーを上手に取り入れることで、植物の恩恵を受け、リラックスしながらも充実した生活を送ることが出来るようになるでしょう。
アロマセラピーに使用するエッセンシャルオイルにはたくさんの種類があります。
また、エッセンシャルオイルは濃度が非常に高く効果的な反面、誤った使い方をすると危険なこともあります。
病気のある人、妊婦、子供は専門家に相談してから使用したほうが安全です。
エッセンシャルオイルを購入するときは、必ずアロマセラピー用であることを確認しましょう。
肌につけたりして使用する時には、必ず薄めて使用するなど、レシピを守ることも重要です。